幸せの扉

30代女子のブログです。美容とファッションのことを中心に、日ごとのことを書いています。

春と言えばウグイス餅、桜餅を思い出しました。

日差しが柔らかくなってやっと春の兆しが見え始めました。
今日は午後になって急に気温もぐっと上がって寒かった冬から一気に春の空気が立ち込めてきています。
梅がやっと咲き始めて桜はつぼみも膨らんでいない頃なのに気温は20度をこして本当に温かくて心地よい春の午後、外出してよかったと小道を歩きながら心から思える休日になっています。
30代働き盛りですから休みの日にはたっぷりと季節を吸収して体に春を補給したい衝動にかられます。
梅の小道をたどりながら商店街につきますと、やっぱり目に入りますのは菜の花でした。
菜の花の浸しにハマグリのお吸い物、ちらしずし、やっぱり春の初めにはこのようなメニューが頭に浮かびます。
木の芽とタケノコのお料理も気になりますが、まだ掘りたてのタケノコは八百屋さんに出ていませんからやっぱりメニューは先ほどのもので決定でしょう。
日向ぼっこしながら八百屋の帰り道ハマグリを買い求めて川沿いを歩きますとメジロサザンカの密を食べに遊んでいるのが目に留まりました。
かわいらしいメジロの色は柔らかい若草色です。若草色、春と言えばウグイス餅、桜餅を思い出しました。
買い忘れたスイーツでしたが、家に道明寺粉があることを思い出して、久しぶりに手作り桜餅を作ってみようかな、という気持もわいてきます。
川面には日の光が反射してきらきらと光が春の訪れを喜こんでいるように見えますし、もうすぐ川沿いの桜やハナミズキの花が咲く季節も思い浮かびます。
明日からの仕事を思いますと今日の温かい午後が一層いとおしく感じられるのかもしれません。
仕事でもこんな風に心地よく過ごせればよいのに、と切ない気持ちが心をよぎりますが、気を取り直して家までの小道をたどってみました。

家に帰りますと珍しく玄関の横にありますベンチに聡が座っていました。
聡は手に持った袋を下げて、「濁り酒、買ったから一緒に飲もうと思って。」と言って本から顔を上げました。
私が帰ってこなかったらどうするつもりだったのでしょうか。
聡は職場の後輩です。
昼から一緒に飲もうなんて驚きました。