幸せの扉

30代女子のブログです。美容とファッションのことを中心に、日ごとのことを書いています。

20代にして病院とスタジオで初ピアスを開けてみた体験談

・開けたくても長い間開けられていなかったピアス


私は学生時代からずっとピアスを開けようか悩んでいました。
高校は校則がやたら厳しく従わないと面倒くさかったので、とうとう開けないまま3年間が過ぎました。


大学では一緒に昼食を摂ることが多かった知人が夏休みを迎える度にピアスが増えていっているのを見てましたが、なんだか痛々しくてまたもや開けずじまいでした。
それから就活や就職など面倒なほど環境が目まぐるしく変わり、落ち着いたのは23で結婚した後でした。


この頃にはピアスに対する情熱や憧れはすっかり落ち着いてきましたが、夫とアクセ屋に行った時に気持ちが変わりました。
イヤリングに比べて可愛いピアスが圧倒的に多く、専業主婦となった今ではもう校則やら社内規定やらで縛りを受けることもないので一思いに開けてやろうと思い立ちました。

・開けるならやはり安定の病院か


ピアスを開けようと思った時にまずネットで検索したのは病院でした。生まれつき痛覚が鋭敏らしい私はかなり痛みを恐れていましたので、とても市販のピアッサーで穴あけするなんて考えられませんでした。病院なら行ってしまえばもう引き返せないし、適切なケアも教えてくれるだろうということで早速予約を入れました。
値段は両耳1箇所ずつで7000円台でしたが、技術料なり衛生面なりを考えると妥当な値段だと思います。使っているピアスはチタン製のスタッドタイプで、金属アレルギーが出ないのが魅力でした。


知識がないままに自己流で開けてしまうとうっかり透明ピアスをファーストピアスに開けてしまったり、穴が曲がったりと色々トラブルもあるらしいですね。ピアスについて熟知した人なら自分で開けてもいいでしょうが、私のように初心者で不安が大きい人は素直に病院を頼った方がいいと思いました。

・スタジオにも行ってピアス穴開けを比較


最初に両耳にピアスを開けて10ヶ月ほど経った時、もう一つ穴を追加することにしました。右耳に2個ピアスを付けるのを前提で穴を開けていたので、右のピアスがやや内側寄りで単体だと個人的にちょっとバランスが悪かったのです。
開けるのは病院かスタジオかで悩んだのですが、病院で開けた穴は未だに安定しない時がちょくちょくあったし、違いを体験したいということもありスタジオをチョイスしました。


ネットで評判のいいスタジオを調べて、ドキドキしながら行きました。使う器具は病院の時とは違い、ニードルでした。太い注射針のような感じです。ピアスガンだとバチッと一瞬で終わりましたが、ニードルだとズブズブッと肉が切り開かれていく感覚がわかります。人力ということを感じさせない迅速さで、熟練のピアッサーさんが一思いにやってくれました。


ファーストピアスはストレートバーベルタイプで、ヘッドは2mmのジュエリーをつけてもらいました。バーベルは始めてでしたが、キャッチがファッションピアスとは違ってボール状になっています。なので日常のあらゆる動作で全く邪魔になりません。最初の穴より外側なので寝る時なども引っ掛けるのではと不安でしたが、一般的なピアスのB型キャッチより断然安全性が高かったです。


このピアスは恐らくアナトメタル社のものだと思いますが、バーベルの先端、シャフト、キャッチの3点が分解できて非常にカスタマイズ性が高いです。なのでピアッサーさんは、使い捨て前提である「ファーストピアス」という呼び方はしていないんだとか(本記事では便宜上ファーストピアスといいます)。パーツ毎に膨大に種類があるので、ずっと飽きずに楽しめそうな点が高評価です。

・スタジオと病院なら断然スタジオ推し


スタジオと病院で穴を開けてもらいましたが、総合的に優秀なのはスタジオでした。
そう思った理由の一つが、穴を開ける時にカウンセリングをしっかりしてくれる点です。病院だとそれほど奇抜な部位を選ばなかったせいもあると思いますが、印をつけた所に機械的に穴を開けている印象がありました。反面スタジオでは快適にピアスをつけてケアできる位置を、希望箇所を踏まえた上で正確に教えてくれました。


理由その2は、ニードルの方が治りが早く安定もしやすい点です。病院で使うピアスガンは、一瞬で穴を開けられるものの穴がそれほどキレイに開かないように思いました。耳の裏側を見ても、ニードルを使った穴はキレイに円形ですが、ピアスガンの穴は少々歪です。それ故にピアスが上手く入らないトラブルも何度も未だにあります。


新しい穴は開けて3ヶ月ほどですが、ピアスが入らない、皮膚の調子が悪いといったトラブルに見舞われたことは一度もありません。ファーストピアスはバーベルを選びましたが、気分転換にCBRに挑戦したら楽につけられたほどです。


ただメリット尽くしのスタジオにも注意があります。まず、信頼できるスタジオをネットなどでよく調べた方がいいですね。口コミのいいお店は衛生面・知識共にハイレベルですので問題無いかと思いますが、衛生面の配慮に欠けるお店もあるようです。


次に、料金がやや高めです。ジェムなしのストレートバーベルやCBRなら比較的安価で済みますが、ちょっと大きめのモチーフやジェムをエンドに選ぶと、ピアッシング料金にピアス代が加わるので1穴で1万円は超えるでしょう。しかしながら一生ものの高品質なピアスが最初からカスタムでき(シャフトの長さはピアッサーさんが耳の形状から最適なものを選んでくれる)、ホールトラブルも少なく快適なので、値段分の価値はあるとは思いますが。

・ピアスを開けたらオシャレをもっとエンジョイできた


ピアスを開けるか開けないかで迷っているなら、まだ開けない方がいいでしょう。開けたい! と思った時が開け時で、予約なり予約が不必要な病院(スタジオ)なら飛び込むなりするといいでしょう。ピアスを付けると顔の表情も明るくなるし、自分を表現できる手段がひとつ増えます。


本記事がこれからピアスを開けようと思っている人の参考になれば幸いです。